矯正治療例
Case
治療例は、患者さんおよび保護者の同意を得て掲載しています。
7歳3ヶ月の男子
上下顎歯列叢生の治療「インビザライン・ファースト」
(小児用マウスピース型カスタムメイド矯正装置)で治療した症例
※シミュレーションではなく当院における「実際の症例データ画像」です

- 主訴:上下の前歯のガタガタ、特に下の前歯のガタガタが気になる。
- 診断名:上下顎歯列叢生(上下の歯列のガタガタ)
- 治療期間:10か月(現在治療継続中)
- 治療に用いた装置:上下マウスピース矯正「インビザライン・ファースト」(小児用マウスピース型カスタムメイド矯正装置)
- 治療方法:非抜歯で上下歯列の拡大および前歯のガタガタの解消。
- 治療費用(税別):検査診断料5万3000円、基本料50万円、処置料3000円(/回)
上下のガタガタ、特に下の前歯のガタガタが強いことをご両親が気にして来院されました。
治療法は「こども用マウスピース型矯正治療(インビザライン・ファースト)」を選択されました。マウスピース型矯正治療とは、デジタルデータを元に作製された個人用の数十枚のマウスピースを1枚目から装着し、1週間に1枚ずつ新しいマウスピースに交換していくことで少しずつ歯を動かしていく最新の方法です。この方法なら矯正装置による痛みや違和感が少ないので痛みに弱いお子様にも適しています。また、人から矯正治療をしていることを気付かれにくく、食事時には装置を外せるのでごはんもおいしく食べることができます。さらに通院の頻度は2か月に1度であり(通常の矯正治療は月に1回の受診が必要)、受診時の調整も短時間で済むというメリットがあります。そしてこの「インビザライン・ファースト」の最大の特徴は、「こどもの治療のうちに前歯もきれいに並べることができる。」ということです。従来の矯正治療の考え方だと、こどもの治療のうちはある程度歯並びを広げたりあごの成長をコントロールをするのみにとどまり、ガタガタや歯のねじれなどは中学生以降の仕上げの治療(Ⅱ期治療)で行うのですが、インビザライン・ファーストなら乳歯が残った状態でも永久歯の前歯をある程度きれいに並べることができるのでⅡ期治療が不要になる可能性が高くなるのです。もしⅡ期治療が不要となれば身体的にも費用的にも負担が軽減されることになります。
この患者さんは10か月でここまできれいに並びましたが、より良い咬み合わせのため治療継続中です。
※当院はできる限り「非抜歯」の治療を心がけており抜歯治療は最終手段と考えていますが、状況により抜歯矯正になることがあります。治療後の状態を予測し、どうしても抜歯が必要な場合は抜歯治療のメリット・デメリットをご説明いたします。最終的にはご本人やご両親のご希望を加味した上で判断いたします。
矯正に伴うリスクについて
最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。
ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
矯正装置を誤飲する可能性があります。
装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。
装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。
あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。
矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。