日本矯正歯科学会 認定医とは
Certifying physician
日本矯正歯科学会における認定医制度は、矯正歯科医療の水準を維持し向上を図ることにより適切な医療を提供することを目的として1990年に創設されたものです。この認定医の資格は、学会が認めた大学病院や矯正歯科医療機関において5年以上にわたる臨床経験を有し、学会発表などを行って審査に合格した者に与えられます。
うえき矯正歯科 は日本矯正歯科学会の厳しい認定基準である「認定医」を取得している上、歯学博士を取得しております。
院長ごあいさつ
Greeting
院長 植木 猛士 / Takeshi Ueki
日本矯正歯科学会会員・歯学博士
『うえき矯正歯科』の院長/植木猛士(うえき たけし)と申します。
当院は2018年「うえき矯正歯科・こども歯科」として、矯正歯科と小児歯科の2科を専門とする新しいスタイルの歯科医院として開院いたしました。そしてこのたびコロナ禍の中、当院はさらなる進化を遂げました。それは成人矯正と小児矯正が融合したより専門性の高い矯正専門歯科医院『うえき矯正歯科』への転身です。
当院は2021年2月より小児歯科を大幅に縮小する半面、矯正歯科治療のさらなる拡充を行い、矯正装置の審美面や装着感を配慮した矯正治療法も大幅にラインナップを追加し、未就園(3歳頃)~中高年(50歳以上)まで、幅広い矯正治療を行っております。
今の歯並びに関して不安や不満のある方、お子様の歯並びが心配な方、他院での矯正治療に納得がいかない場合のセカンドオピニオンなど、何なりとお気軽にご相談ください。
日本小児歯科学会会員である院長が誠心誠意ご相談に応じます。治療開始となりましたら院長が最初から最後まで責任を持って治療にあたりますので、どうぞ安心してご来院ください。
プロフィール
経歴
- 1998年
- 岡山県立津山高等学校 卒業
- 2004年
- 福岡歯科大学 卒業
- 2009年
- 福岡歯科大学大学院(矯正歯科学専攻 博士課程) 修了
- 2009年
- 福岡歯科大学成長発達歯学講座矯正歯科学分野 助教
- 2011年
- 日本矯正歯科学会認定医資格を取得
- 2012年
- 一般歯科・小児歯科にて矯正歯科診療部長として勤務
- 2018年
- うえき矯正歯科こども歯科 開院
- 2021年
- うえき矯正歯科へ院名変更
所属
- 日本矯正歯科学会認定医(第3211号)
- 九州矯正歯科学会会員
- 日本小児歯科学会会員
当医院の特色
Features
こどもから大人まで年齢を問わず、
歯ならびに関する治療を全般的に行っております。
院長である私(植木猛士)は研修医時代、大学院時代、大学助教時代、勤務医時代と、常に「矯正歯科」を専門に研鑽を積んでまいりました。しかし開業時は、矯正歯科と小児歯科の融合した歯科医院「うえき矯正歯科・こども歯科」としてスタートしました。なぜなら虫歯治療は小児歯科、歯並びに問題が生じたら矯正歯科と、わが子のお口の健康を守るため相性の合う歯科医師を求めて右往左往する親御様を数多くみてきたからです。私は「矯正歯科医である私がむし歯治療なども手掛ければ、お子様の歯科受診が楽になるのでは?」との思いで小児歯科も勉強することになりました。そして2018年10月、念願の「2科」での開業に至りました。
しかし最近のコロナ禍の中、歯科医師一人で院内の3密を防ぎながら安心・安全に2科を担当するのはどうしても無理が生じるようになりました。そこで2021年2月、断腸の思いで小児歯科から撤退し、矯正専門歯科医院へリニューアルすることとなりました。
当院の具体的な特徴
- これまでの小児歯科の経験を生かし、矯正治療で通院中の方には毎回、虫歯チェック、歯科衛生士による口腔内の清掃とブラッシング指導、フッ素塗布(ご希望があれば中学生以降も可)、必要に応じてシーラント処置なども行います。
- 矯正歯科治療中のお子様(中学生未満)が万一むし歯になった場合、当院にてむし歯治療が可能です。
※むし歯治療は矯正治療日とは別日に保険診療にて行います。 - 「目立ちにくい矯正装置にしたい。」「できるだけ歯を抜きたくない。」などのご要望にしっかり傾聴し、患者の皆さまに寄り添った治療を心がけてまいります。
- エビデンス・ベイスド・メディスン(EBM:医学的根拠)に基づいた治療を基本的な考え方とします。思い付きの治療や最新の器具・機材などに惑わされず、常に一人ひとりに合った「メリットが多くデメリットの少ない治療法」を考えながら治療を行います。
治療期間および回数
矯正治療が開始したら、装置の調整やチェックのため月に1回程度の受診が必要になります(ただし、経過観察中の受診は2~3か月に1回程度です。)。平均的な矯正治療期間は2年~3年程度ですが、乳歯が残っている時期(混合歯列期)から治療を開始する場合は、あごの成長や歯のはえかわりを長期的にみていく必要があるため、5~8年程度かかることもあります。
矯正医選び 4つのポイント
Point
- 費用に納得できるか?
- 矯正治療は保険診療ではないため、高額な治療となります。治療費や支払い方法は医院によりさまざまです。
地域によっても差があり、都会に行くほど高い傾向があります。
トータルでいくらくらいかかるのか、しっかり説明を受けて自分で納得できる金額の医院を選んでください。
- 通院しやすい場所か?
- 矯正治療は長期的な治療となり、1か月に1回程度のペースで数年間通院する必要があります。
遠方の医院に通い続けるのは大変なので、できるだけ自宅や学校、職場から近い医院がよいでしょう。
また進学や転勤で引っ越しの可能性がある場合は治療を継続できなくなることがありますので、長期的に通院できる見通しがたってから矯正治療を開始することをお勧めします。
- 信頼できるドクターか?
- この判断が最も重要かつ難しいでしょう。歯科医師免許さえあれば法律上は矯正治療を行ってもよいのですが、矯正治療は専門性が高いため、ドクターがしっかりした治療をできるようになるまでには長期間の勉強と経験が必要となります。
ドクター選びを失敗すると治療を受けたあとで後悔することもありますので慎重に選ぶ必要があります。
一つの判断基準として、「日本矯正歯科学会認定医」のドクターかどうかがポイントとなります。この会員資格は、一定期間以上歯科大学病院の矯正歯科で勤務し、規定数の症例の治療を完了し、厳しい試験にパスしなければ得ることができません。日本矯正歯科学会のホームページで全国の認定医が閲覧できますので、参考にしてみてください。
また、アルバイトのドクターの場合、装置が外れた時や痛みが強い時などの緊急時に対応できないことがありますので、常勤ドクターであることが望ましいと考えられます。
- 治療方法に納得できるか?
- 矯正の治療内容や使用する装置は、医院により多少異なることがあります。ドクターの話を聞いてみて、不安なことや要望があるときは何でも相談してみることをお勧めします。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
Risk
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。